SMBC日本シリーズ2020はパシフィック・リーグの覇者、福岡ソフトバンクホークスが4連勝で日本一を決めた。胴上げ投手はホークスで守護神を務める森唯斗投手。最後の打者は重信慎之介選手の代打で登場した亀井善行選手。ソフトバンクホークスの日本一は南海・ダイエー時代を含めて11回目で4年連続での日本一となる。4年連続の日本一は1968年に読売ジャイアンツが達成して以来52年ぶり2例目の出来事になる。日本シリーズの同カードの通算対戦回数は南海ダイエー時代を含め12回でホークスが3勝9敗となる。ホークスは新記録となるシリーズ最多連勝を12に伸ばした。
ホークスは10月に入ってから2位のロッテと14ゲーム差をつけ圧勝。一時ゲーム差なしの2位にいたロッテを突き放した。一方の巨人も2位阪神と7.5ゲーム差でセ・リーグを独走した。巨人はこのシリーズでは貧打に悩む結果となった。特に第3戦ではワースト2位の記録となる1試合での1安打を経験した。1位は2007年の北海道日本ハムファイターズが第5戦で中日ドラゴンズ・山井大介投手、岩瀬仁紀投手による継投の完全試合。シリーズ全体でも安打数の記録は過去ワーストとなった。
4試合のスコアは5対1、13対1、4対0、4対1でホークスの全勝。第4戦は巨人が先制し、中継ぎ陣も好投するが巨人先発畠が2回4失点と炎上した。また、シーズン中は先発を務めた戸郷は敗戦処理投手として登板した。ホークスは外野手として出場した栗原捕手が5割という高打率をマーク。シーズン中からのファンの期待に応えた。
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