12月19日、千葉県議会で多様性尊重条例が賛成多数で可決・成立した。折本龍則議員(有志の会)などが反対討論に回り、一部の議員が反対、自民党の一部の議員が退席したものの、自民党系の議員の多数が賛成に回った。
多様性尊重条例は、LGBTや外国籍保有者などを「多様性」として「尊重する」というものだ。実質上の「LGBT尊重条例」であるとして、日ごろからLGBT法案に反対する活動家などが採決の日に議会傍聴席に駆け付け賛成する議員に対して「変態議員」と非難するヤジが飛んだ。
賛成に回った自民党議員の中には、歴史教科書について保守的な意見を表明する集会やシンポジウムに登壇する人物もいる。日ごろのは「保守」を標榜し、集会に参加しておきながら、こうした条例には反対せず、賛成に回ったのは、英国を彷彿とさせる二枚舌だ。
こうした「二枚舌保守」が保身として「保守」を名乗り、いざというときには「保守の期待」を裏切る。有権者はこうした「二枚舌保守」を日頃の活動から発見し、落選させることが重要ではないだろうか。
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