23日投開票の衆議院議員千葉5区補欠選挙に出馬している、えりアルフィヤ氏(自民党)に、新たな「疑惑」が噴出した。
本紙が11日に報じた昨年の第26回参議院選挙比例代表出馬時の選挙資金収支報告書にポスター代金として約300万円が支出されていたことに続き、選挙ハガキの印刷代として約100万円も支出されていたことが判明した。
印刷大手「プリントパック」でハガキを両面4色で印刷する場合、30万部で約30万円となる。他の業者と比較しても、えり氏の「選挙ハガキ」は、デザイン料金を含めても非常に高額な支出である。
参議院選挙の比例代表が発送することが可能な選挙ハガキの枚数は15万枚で、先述の「プリントパック」では約18万6千円で印刷が可能だ。30万円で印刷したとしても、残りの70万円が不明な支出となる。
印刷を請け負った会社は同氏のポスター印刷を請け負ったのと同一の神奈川県内の株式会社だった。
ある関係者は、
「えり氏の参議院比例代表での得票は約5万票だった。選挙ハガキを上限の15万枚出していたとしても、得票との乖離が大きく不自然だ。選挙結果を受けてポスター代、ハガキ代などが公費負担になることが決まった時点で、印刷会社と公費を受け取る算段を立てていたのではないかと疑念がわく」と話す。
「政治とカネ」が争点になる中で、えり氏はどのように釈明をするのか。有権者への説明が求められる。
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